ホーム > オナクラコラム > オナニーの世界史 > アンチアクトンを唱えた3人
2014/12/15

アンチアクトンを唱えた3人

Pocket

いつもお読みいただきありがとうございます
オナコラ.comのK子です。

gb

前回は「生殖器の機能と疾患」を書いたイギリスの医者、アクトンについてご紹介しましたが、
それまでの反オナニーの提唱者とアクトンの間にはただひとつ、明確な違いがあります。
それは、時代が進んで彼に批判する者が出てきたということ。
「おいおいそこかよ」
というものもありますが、確かに!とも思える、今日はそんなアクトンへの3つの批判をご紹介いたします。

「え!女には生殖器がないって言いたいわけ?」

こういうことを言ったのはイギリスのスティーヴン・マーカス。
スティーヴンは、アクトンの「生殖器の機能と疾患」の内容が
全て男性の生殖器について書かれていることに対して

一体女性にには生殖器がないとでもいのだろうか
それとも、あるにはあっても、何の機能も持たず、異常をきたすこともないとでもいうのか。

と当時にしては強い口調で反論しています。
またスティーヴンは、アクトンが
「男性にとって、精液を出すことはよくないので、結婚相手も性的な接触を求めない女性を選ぶべきだ」
というようなことを論じたことに対しても
「(要は、SEXを求める女性は悪だというように)性的な責任を女性に全て押しつけている」
と反論しています。

「いやいや、今までのまとめただけじゃね?」

これを言ったのは、マスタベーションの文化史のパイオニアの1人であるロバート・H・マクドナルド氏。
彼はは前回のK子と結構似たように
(K子は彼のようにすばらしくないので、具体的に説明はできませんでしたが)
結局のところ

アクトンがやった作業は、それまでの「マスタベーションをしている人」の特徴を
過去の分もさかのぼってまとめてイメージにしただけ

というようにアクトンを評価しています。

「あの、オナニーするとか”普通”じゃない?」

この超現代的な意見を論じたのはヘンリー・ハヴェロック・エリス。
アクトンの著作が発売された2年後に産声をあげたという彼は、
「イギリスの性科学はエリスに始まってエリスに終わった」といわれるほど
大きな功績を残しています。ホモセクシュアリティの研究でも有名ですね。

新しい時代の代表ともいえる彼の考え方は

  • 「オナニーはいたって人間にとって普通のこと」
  • 「悪い悪いというけれど、オナニーをすることがよい方向に働く場合もある」
  • 「過度にオナニーという行為を隠そうとしたり嫌悪したりするともっとひどい結果になってしまいます」

というもの。

彼のマスタベーションに関する考え方は、心理学の偉人、フロイトにも高い評価を受けました。

いや、何に関しても一人で考え込むのではなくて、色々な意見をもらえるって素敵ですね。

コラム一覧
渋谷ミルク